平成16年、中越地震をきっかけに酒屋たちが立ち上がった
平成16年、栃尾の農家の方々は中越地震の被害によって自身の棚田を手放さざるを得なくなりました。それは、良質な米が育つ地域が丸ごと置き去りにされることを意味していました。
「なんとか復興しておいしいお米を作りたい」と切に願う酒屋の同志が集まって、一から稲作をまなびはじめました。「棚田の生きものを愛する会」と、「壱醸」ブランドの誕生です。
壱醸の「壱」は、一からはじめようの壱。
「壱醸」とは、平成17年、栃尾地域の酒屋が集って立ちあげた、酒屋によるブランドなのです。以来、田んぼ作りをはじめとした約半年間に及ぶ過酷な農作業に携わり、酒米「越淡麗」を栽培しております。
酒屋が「壱」から作った自慢の酒。
中でも壱醸「純米大吟醸21・twenty one」は、デンプンを多く含む心白をふんだんに使った贅沢なお酒です。フルーティーな味わいがお楽しみいただけます。
小林酒店で販売している壱醸のお酒はこちら。
合鴨農法にも挑戦し、安全な酒米づくりをしています。
2012年より、農家の方々からご指導いただきながら合鴨農法の技術を体得し、今では有機栽培米としてJAS(有機JASマーク*)の認可が下るまでになりました。
有機JASマーク*とは、有機JASを満たす農産物などに付されるものであり、これが付されていない農産物、畜産物、および加工食品には「有機○○」などと表示することができません。
6月には純米吟醸、11月には合鴨有機米大吟醸を発売する予定です。
今後とも「棚田の生きものを愛する会」「壱醸」および小林酒店を宜しくお願い致します。